研修・交流会

【2023年度】研修について

教育理念・基本方針・目標

教育理念

看護職は、保健・医療・福祉のニーズの変化に柔軟に対応し、生命の尊厳と権利を尊重し、安全・安楽で、適切な看護サービスを提供できるための質を保証しなければならない。そのため、個々の看護職者は専門職として、自らの責任において、生涯にわたり更なる能力開発に努める責務がある。

看護協会は、継続教育の体系化を図り、県民の健康と福祉の増進に貢献する専門職業人としての能力の開発・発展を支援する。

教育基本方針

看護職者が専門職として行う能力開発を支援し、キャリア形成に貢献できる研修プログラムを提供する。

  1. 継続教育の体系化を図り、看護職者のキャリア開発を支援する。
  2. 社会や組織から期待される役割を遂行できる研修企画の充実を図る。
  3. 変化する社会のニーズに対応できる研修を柔軟に企画する。
  4. 県内の各施設で教育指導する人材を育成するための研修を企画する。
  5. 日本看護協会・都道府県看護協会、県内の教育施設との連携を図り、教育の充実を図る。

教育目標

  1. 広く一般的な知識・技術を学び、根拠に基づく看護実践能力を養う。
  2. 専門職としての感性を養い、医療安全の基礎能力を育成する。
  3. 専門領域の知識・技術を学び、指導・調整ができる看護職者を育成する。
  4. 実践に活用できる研究能力、科学的思考ができる能力を養う。
  5. 管理に必要な知識・技術・態度を学び実践能力の拡大を図る。

研修分類

日本看護協会では生涯学習における教育研修の位置づけを、これからの社会における看護の役割発揮を支援するための5つの分類として、提示しています。

山梨県看護協会では日本看護協会の分類をベースに研修内容を検討し、更に「人材育成」「看護研究」の2つを加え、7つの研修分類としています。

表 研修分類
分類内容
「生活」と保健・医療・福祉をつなぐ質の高い看護の普及に向けた継続教育1)新たな社会ニーズに対応する能力支援のための研修
2)政策提言に向けた研修
3)診療報酬に関連した研修
ラダーと連動した継続教育1)「助産実践能力習熟段階(クリニカルラダー)」(CLoCMiP®)
2)「看護師のクリニカルラダー(日本看護協会版)」(JNAラダー)
看護管理者が地域包括ケアシステムを推進するための力量形成に向けた継続教育1)看護管理者を対象とした研修
2)認定看護管理者を対象とした研修
3)これから看護管理を担う人々を対象とした研修
専門能力開発を支援する教育体制の充実に向けた継続教育1)施設内教育におけるJNAラダー活用のための研修
2)都道府県看護協会の教育担当者・教育委員対象研修
資格認定教育1)認定看護管理者教育課程
2)認定看護師教育課程
人材育成1)経験年数に応じた研修、職種に応じた研修
看護研究1)これから看護研究に取り組む人々を対象とした研修
*保健師・准看護師対象研修は分類1、分類2、分類6、分類7に含む

ラダー

研修の段階設定指標として「看護師のクリニカルラダー(日本看護協会版)」(JNAラダー)に準じ、看護実践能力を5つの段階に設定した。この指標を用いて各受講者が自らの実践段階と対比させ、学びたい研修が選択できるように段階を掲示した。
※段階を設定しない研修もある。

表 研修分類2における「看護師のクリニカルラダー(日本看護協会版)」(JNAラダー)の段階設定
レベル研修により到達を目指す能力・研修受講に適した能力
基本的な看護手順に従い必要に応じ助言を得て看護を実践する
標準的な看護計画に基づき自立して看護を実践する
ケアの受け手に合う個別的な看護を実践する
幅広い視野で予測的判断をもち看護を実践する
より複雑な状況において、ケアの受け手にとっての最適な手段を選択しQOLを高めるための看護を実践する

教育計画冊子

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