フォトレポート

令和元年度 医療安全調査結果

1.目的

 当協会安全推進委員会では、例年、医療安全交流会を協会内で開催をしていたが、現在、新型コロナウイルス感染症の感染拡大により、集合して密になることが感染の要因となるという事から、集合することは中止とした。
 今までの交流会で各施設より困っていることとして、医療安全対策地域連携加算について、また、院内医療安全研修の企画がうまくできない等の声が多く聞かれてたことから、この調査により、医療安全対策地域連携加算の活用を広められることと、院内研修会の実態と困っていることを調査し、情報を共有することで、医療安全に関わっている看護職の方たちが、今後、稼働する上での参考になり、施設ごとの現状を把握することができることを目的とした。

2.方法

  • 調査対象
    山梨県内60病院 医療安全に関わる看護職
  • 調査期間
    2020年9月から10月
  • 調査方法
    調査用紙の作成を行い、看護管理者に郵送し、医療安全に関わる看護職に記載をお願いした。返信用封筒を同封し、回収した。
  • 調査内容
    調査用紙 参照

3.結果

回収率:76%(46病院/60病院中)
調査項目を「100床未満」、「200床未満」、「200床以上」の3つに分け整理した。
調査結果

4.まとめ

 新型コロナウイルス感染症の感染拡大により、研修企画が思うようにいかないことは共通しているので、意見をいただき、共有していきたい。
 医療安全管理者が7人という少ない結果となり、2021年度、当看護協会では、日本看護協会と協働して「医療安全管理者養成研修」を開催する事にした。すでに日本看護協会のホームページに掲載されているが、詳細を当協会のホームページに掲載することと、募集をかけていくので是非、参加していただきたい。また、加算を取っている施設も少ないことから、この研修に参加することにより、GRMとしての役割を果たせる看護職を養成し、医療安全の組織作りに活かせるようにしていただきたい。当協会の安全推進委員会は、これからも、医療安全に関する施設の情報共有ができるよう、活動する。加算に関して、取得している施設の情報、加算Ⅱについては、連携が取れる施設の情報が得やすくなるように委員会として検討していきたい。
 困っていることへの解答は、それぞれの施設から得られた情報を参考にしていただき、調査内容について確認したい事がある場合は、看護協会にお問い合わせいただきたい。

以上

安全推進委員会

TOP